サッカーの腰椎分離症からの競技復帰には、腹圧を高めるプログラムが必要に。

奈良市のあすか鍼灸整骨院、

スポーツ障害からのリハビリトレーニング専門の

asukaトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

競技スポーツでの怪我はどうしてもつきものです。

しかし、ケガをしない予防策は10年前に比べると

スポーツ医療の発展で大きく変化しております。

今は怪我をしてから治すではなく、ケガをしない身体の使い方を

マスターする。

怪我は怪我をしやすい動作にあります。

動作を治すことで、怪我は予防することが可能な時代になっております。

 


 

サッカー選手の腰椎分離症からの競技復帰について

 

当クラブでは年間多くの腰椎分離症のスポーツ選手が

来られます。

腰椎分離症は腰の腰椎部分の疲労骨折です。

原因は完全には解明出来ていませんが、大きくは身体の成長過程での

腹圧を高めれないことが原因と考えられています。

 

腹圧とは本来幼児期に、股関節を曲げての仰向け動作、ハイハイ動作、つかまり立ち、

などのお腹の圧を高めて行う運動が行われていない、又行われていても期間が短かったなどで、

お腹の圧を高めることが出来ない為に腰を守るインナーマッスルが弱いまま成長した為に、

腰へのストレスが高まり分離症になるリスクが高まります。

 

当クラブに来られる子供さんにもこの原因が当てはまる方が少なくありません。

この幼児期の本来行うべき動作を再教育して習得することで

腰椎分離症の痛みをほんとど抑えることが可能となります。

 


 

腰椎分離症プログラムとは、幼児期動作を習得することです。

 

腰椎分離症のリハビリプログラムは、幼児期の動作を見直す所から

入ります。

まずは、仰向けで股関節、膝を曲げ足裏を天井方向にあげて

維持する所から入ります。

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上記写真①のような感じで仰向きでここから足裏をくっつけて

膝も開きます。

これは幼児期の子供が最初は仰向けで自分の足首を持ったりしているのを

見たことがないでしょうか。

これはこの状態で股関節、肩関節を維持できるコア(体幹)部分を自然に

強化しているのです。

 

この後、寝返りを行い、ハイハイ動作に入ります。

ハイハイ動作は肩、股関節を使い移動する手段です。

この際にきちんと地面を手の平全体でおさえることが重要です。

その後、ハイハイから何かにつかまり歩きとなります。

つかまりだち動作ですが、

リハビリでは何かにつかまりスクワット動作を行ったり、

物をもって動き始めることでコアを更に強化出来ることとなります。

このような動作をまず、きちんと習得することが出来れば

腰の痛みを予防するお腹のインナーマッスルが強化出来ます。

 


 

お腹の圧を高めてウェイトレーニングを。

 

幼児期の動作を繰り返すことでお腹の圧を高めることが

ことが可能になります。

その過程まで行えれば、今度はウェイトを使ったトレーニングで徐々に

負荷の強度をあげてもお腹の圧を高めれることが出来ます。

これが最終的の競技で腰を痛めないことに結果としてなります。

競技中は大きな負荷が腰などにかかります。これに耐えるには

強度の高いお腹の圧とそれを柔軟に受け流せる

柔軟性のある身体と言えます。

 

競技選手は怪我でその競技を断念することが少なくありません。

怪我をしない身体づくりは現在スポーツではプロだけでなく

どの選手にも適応されるべきです。

才能あふれる選手でも怪我で競技を諦めることが多いのが現状です。

腰へリハビリトレーニングで今後の生活もスムーズに行える身体づくりを

行うことをお薦めします。

 


 

サッカー選手で腰椎分離症でお悩みの親御様、選手の方

気軽にお問い合わせください。

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaジュニアトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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