腰椎椎間板ヘルニアからのリハビリ、胸椎の柔軟性と背筋強化が必要です。

奈良市のあすか鍼灸整骨院、

リハビリ専門施設asukaリハビリセンター、

パーソナルトレーニングスタジオのasukaトレーニングクラブ、

ジュニア競技向上のasukaジュニアトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

今日は昼からウェイトリフティングの練習です。

兵庫まで。

ウェイトリフティングも練習して早1年半立ちました。

様々な方に指導して頂き、非常に難しいと思う一方で

身体の効率のいい使い方を習得できるトレーニングとも

感じています。深いですが、更なる練習続けていきたいと

思う日々です。

 


 

今日の投稿は

腰椎椎間板ヘルニアからのリハビリについてです。

 

胸椎の柔軟性と背筋強化が重要

 

腰椎椎間板ヘルニアは腰椎部分にある椎間板から

髄核が飛び出した状態をいいます。

この髄核が神経を圧迫することで下肢へのしびれや筋力低下を

伴います。

しかし、現状の調査ではこの髄核が飛び出てても痺れや痛みが

伴わないことも明らかになってきております。

これは腰部の筋力低下や腰部への過度の負担による筋緊張が

原因ともいわれています。

これを改善するには、腰の上部である胸椎と背筋が非常に重要になります。

腰を痛める大きな原因は腰を反る動作です。

この動作を腰の筋と関節に大きく依存しているのが原因です。

しかし、本来はこの状態を反る動作は胸椎部分で行うことが重要です。

また、背筋が脆弱になると身体を支えることが難しくなり腰部の筋に

依存することになり、この2つが重なることで腰椎椎間板ヘルニアの

症状が現れます。

しかし、腰椎椎間板ヘルニアで髄核が飛びだして痺れているというより、

この腰の関節の過度の負担が大きな原因だと最近の研究では言われています。

 


 

背筋が弱いと姿勢を保てません

 

よく背筋を正すという言葉が

昔からありますが、昔ある言葉には本当に大きな意味が潜んでいます。

それは、背筋を正すとは背中の筋を意識するということです。

背中の背筋群は腰椎を伸展する時に大きく活動します。

しかし、この背筋が脆弱することで伸展する際に支える筋が

ほとんどありません。ですので腰の関節に依存することになります。

この背筋を強化することで背部を伸展する時の大きな支えになるのです。

背筋は腕を振る際にも関与しこの背筋が発達することで腰部を守ることに

なります。100Mの世界記録保持者のボルト選手は側弯症ですが、

背部を、体幹を徹底的に強化しています。

それがあの走りを維持できる大きな要因になるのではないかと考えます。

背筋を強化することで腰部の負担は軽減します。

 

例えば、腰痛の方に肩甲骨を寄せて頂き背中の筋肉を

意識して頂くことで腰部の痛みは短時間ですが軽減します。

これは背筋を使うこと腰部の負担が軽減したために

一時的ですが腰部の筋肉が緩んでいる為です。

これを常時可能にするには背中の筋肉の強さが必要になります。

 


 

胸椎の可動範囲を広げましょう。

腰椎ヘルニアの方に、前屈、後屈動作をして頂きくと、

ほとんど胸椎の動きはありません、腰椎から折れ曲がるような

動きになります。

これは胸椎を動かすことを意識できていない為に、

身体を曲げる、反る際に腰椎しか動かなくなっています。

これは非常に危険です。

腰椎が折れまがるような動きは、腰椎に大きなストレスをもたらす

事になり、すべての動作を腰椎でカバーしています。

ギックリ腰、ギックリ背中もこれが原因です。

この胸椎を動かすことが腰部を守ることに繋がります。

ほとんどの競技でも腰椎を動かすというより、胸椎の

動きが重要になります。

 

ですのでストレッチなどで胸椎を伸展、屈曲するメニューを

お薦めします。

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①②

上記の①②のような

胸椎を動かす練習を日々行うことで胸椎はすこしつづ動いていきます。

この胸椎を動かすことが出来れば、

普段の生活でも身体を曲げる時は

首→胸椎→腰部の順番で脊椎を一つづつまげていく意識が必要です。

また、反対に反る動作は腰椎→胸椎→首と逆の動きで身体を

起こしていきます。このことが出来れば腰部を過度のストレスから

解放することになります。

 


 

腰椎椎間板ヘルニアは歩行、スポーツ、仕事にも大きな

影響を与えます。手術をすることも現在の医療では

否定的な先生も少なくありません。それは再発率の高さが原因で

あると考えます。現に私も腰椎椎間板ヘルニアですが、先生から

手術をしても80パーセントくらいの確率で再発すると言われました。

ですので、手術ではなく自分で治すことを選択しました。

今ではほとんど痛みやしびれもなくハードなトレーニングを行うことが

可能になっています。これも徹底した背筋強化と胸椎を動かすことを

日々意識しています。

そうすることで自分の身体は変化していきました。

 

腰椎椎間板ヘルニアは正しいリハビリをすることで

痛みやしびれを改善することが確実に出来ます。

リハビリを行うことで今まで以上に生活や趣味を行うことが

可能になります。

 

 


腰椎椎間板ヘルニアでの痛みや下肢のしびれ、術後の予防で

お悩みの方、気軽にお問い合わせください。

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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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