競技復帰に向けてのリハビリ③足関節 足の関節拘縮を早期回復することが重要です。

奈良市のあすか鍼灸整骨院、

asukaトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

トレーニングを行うことはただ筋力をつける為だけでなく、

様々な要因で身体を健康にするものだと思います。

もっと運動をすることで今まで以上に身体を健康に出来ることが

あると思います。

今後もトレーニングを通じて、いろいろな事に活かせることが

出来るように努力していきたいと思います。

 


 

競技復帰に向けてのリハビリ③足関節

 

足関節の拘縮を早期に改善することが重要です。

 

足関節は、捻挫、打撲などで一度は競技を行うと怪我をしやすい

関節です。

しかし、意外とこの関節をリハビリせずに放置する

ことが少なくありません。結果足関節は拘縮して

関節運動の機能を制限して違う障害に陥ることがあります。

足の関節が拘縮をすることで、足の運動機能での背屈動作が大きく制限

されます。

 

この背屈動作が制限されるとしゃがむ、踏み込むときの

動作が行いにくくなります。その結果膝、股関節の正常な動きが

出きなくなり競技においてはパフォーマンスに大きく影響することに

なります。

この拘縮をきちんと正常に戻すことことが足関節の怪我からの

リハビリとして行うべきことといえます。

 


 

足関節の背屈動作を取り戻す要因

 

足関節は地面を踏む際にの一番近い関節の一つです。

ここからの伝達が膝から上の関節に伝わっていきます。

この背屈動作を行うことは、地面に力を伝えるサスペンション的な

役目をしている為この背屈動作に大きな制限がかかることは

ハムスト、臀部、腰部、背筋に力の伝達をうまく伝えることにも

影響がでます。

 

足関節を怪我することで今までの感覚にエラーが出て

競技における感覚にづれが生じることになります。

例えば、左足関節に背屈制限がかかる、それも片方の足だけに

その制限がかかることで左右でのバランスにも影響を

及ぼします。その結果左右での地面をとらえる力の差にも

なります。走る際に右は強く踏めるが左は踏みにくくなる

この結果左足のハムスト、臀部に筋力にも差が表れ力のパワー発揮にも

影響が現れます。

基本競技では両足を同時に踏むような動作はほとんどありません。

片足を踏みこむ動作がほとんどなのです。

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上記の写真のように接触する際でも片足で地面を踏んで

いることがよくわかります。

しかし、足関節に背屈制限があると、このような地面を踏ん張る

動作を行うことは容易ではありません。

体重が鉛直方向に伝えることが出来なくなり

後方に体重がシフトしてバランスを崩し転倒か、身体の軸を

崩してコンタクトでは相手に競り負けることもあるかも

しれません。

それほど、足関節の背屈制限は競技パフォーマンスに影響を

及ぼします。

 


 

足関節のリハビリ方法感覚受容器を強化する

 

足関節のリハビリ方法として

足の関節を構成する筋や腱の受容器(センサー)を

強化することをお薦めします。

 

この受容器(センサー)はバランスなどを制御して

います。このセンサーを強化していくことが

足関節の背屈機能を強化する大きな要因となります。

可動範囲を獲得するのと同時に行うべきリハビリと言えます。

具体的にはバランスボードや不安定な棒などの上に乗ることで

センサーの感覚を強化することが出来ます。

このセンサーが弱いと足の捻挫を再発することになります。

後はしっかりと可動範囲を広げるトレーニングを

行うことで足関節の背屈動作を取り戻しましょう。

可動域とセンサーの強化この二つを行う必要があります。

可動範囲を獲得してもセンサーが働かないと足関節自体を

構成している組織がうまく動作自体に働かなくなります。

ですのでセンサーは非常に重要だと。

このセンサーは足関節には多く存在します、

センサーを強化していくことが再発率を下げるともいえると

私は思います。

 


 

足関節の怪我は競技人生だけでなく、その後の日常生活にも

影響が及ぼします。以前にもブログで投稿しましたが、

股関節、膝関節の痛みのある方のほとんどが足関節の背屈機能が

失われています。

このことからも膝、股関節に問題がある前に

足関節に大きな制限が関与していると思われます。

 


 

競技への復帰で足関節を怪我や術後のリハビリで

お悩みの方、気軽にお問い合わせください。

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asukaトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

競技別傷害予防 バスケットボール、バレーボール編 足関節捻挫を予防するのは!

上記ブログも参考にして頂けると幸いです。

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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