肩が抜けかけて戻った、それは亜脱臼です。でもきちんと治さないと癖になります。

奈良市のあすか鍼灸整骨院、asukaトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。


 

本日から12月です。

師走。

あと31日今年も最後までトレーナー兼治療家として

頑張っていきます。

当クラブは12月30日も朝8時30分~13時まで

行っております。

 


 

今日の投稿テーマは肩の亜脱臼についてです。

肩が抜けかけて戻った、これは肩の亜脱臼と

いわれる症状です。

 

発症するスポーツとして多いのは、

ラグビー、アメフト、バレーボール、

バスケットボール、ハンドボールなどのコンタクトスポーツで

見られます。

この亜脱臼は基本脱臼ではありません。

脱臼は完全に関節の袋みたいな所から、抜けでた

ようなのを脱臼といいます。

しかし、亜脱臼はこの手前の段階です。

しかし、この亜脱臼も簡単に考えて放置すると

癖になり、肩自体を弱くする原因になります。

 

肩は関節の中でも非常に不安定な関節なのです。

肩は腕を支えるいう機能があります。

この腕は地面を直接踏んだり、つかんだりする訳で

ないので関節自体が股関節のように強くはありません。

ですので肩はもともとが痛めやすい関節なのです。

 

 


 

亜脱臼を繰り返しているうちに肩の可動範囲に制限が。

 

亜脱臼をおこなうと肩の動き自体に必ず

制限が現れます。しかし、この状態を知らずに放置

すると関節を構成している筋にも当然、挫傷しているため

通常の可動範囲で動かすことが出来ません。

 

その為、筋は可動範囲を狭め自分を守ろうとします。

しかし、この状態は痛みがなくなっても続きます。

それは筋には一度固まってしまうとその形を記憶する

癖があるのです。

 

肩の可動範囲が狭いと競技でも日常生活でも

必ず影響がでます。

肩は本来、いろんな角度に回したり動かせたりする

関節です。可動範囲が狭いことで例えば走る際の

腕の振りやバレーボールなどではアタックの際の

肩の可動性、バスケットボールではパスやシュートの

際の可動性が奪われることになります。その結果代償動作でおこなう

可能性があります。

これが新たな怪我につながっていきます。

 


 

肩のリハビリは完全に治るまで行いましょう!

 

亜脱臼で肩を負傷した際に肩の筋が脆弱になったり、

関節の柔軟性が無くなったりします。

それを完全に治るまで根気よくリハビリする

ことをお薦めします。

 

それは肩は日常生活でも多くの動作を担ったいます。

例えば、朝起きて立ち上がる際、

歯磨きをする際、顔を洗う際、

頭を洗う際、服を着る際など、全て肩の可動性が

ないと行えません。

 

ですので肩をケガすることで上記に述べた動作は

反対の肩でおこなうことになります。

これは非常に動作自体が辛く、時間がかかります。

 

もし、反対の肩も痛めることになると自分では

先ほどの動作をおこなうことは不可能となります。

ですので競技なら更にコンタクトプレーやボールを

投げたり打ったりするには大きな負荷が肩にかかります。

 

現実的にはスポーツをおこなうことは、制限のもと

おこなうことになります。

ですのでしっかりとしたリハビリが不可欠になってきます。

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↑この写真も右肩のリハビリトレーニングです。

 

リハビリを行い完全に怪我をする前の状態に

戻し、また今後同じ怪我をしないような肩の

動きや可動範囲を保つトレーニングを行うことは

競技生活を終えても肩をしっかりと動かせるように

することをお薦めします。


 

肩の亜脱臼や肩の障害でお悩みの親御さま、

選手の方気軽にお問い合わせください。

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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